期 日: 平成20年5月31日(土曜日)
会 場:
〒651-8555
電話:078-231-4114
*昨年と会場が異なりますので、ご注意ください。
[御案内]
理事会 12:45〜13:25
総 会 13:30〜14:00
次 第
II. 議長選出
III. 報告事項
1. 平成19年度会務報告
2. その他
IV. 協議事項
1. 平成19年度会計決算
2. 平成20年度事業計画
3 その他
学術集会
1. 一般演題 14:00〜15:55
8 題 発表時間1題8分、討論 5 分
2. 特別講演 16:00〜17:00
講演時間 60分
*日本産科婦人科学会専門医の先生方には,当日受付にて
日産婦専門医シールをお渡しします。
[お願い]
総会・学術集会に参加の方々へ
受付で参加費をお支払い下さい。
一般の方は 1500円,学生の方は 1000円です。
学生の方は,学校単位でまとめて下さい。
質疑応答は座長の指示に従い、所属および氏名を述べた後、簡潔にお願いします。
一般演題の演者の方々へ
1. 講演時間は 8 分、討論は 5 分です。時間を厳守下さるようお願い致します。
2. 講演30分前までに受付へお越し下さい。
3. 講演内容は平成20年度兵庫県母性衛生学会誌に原著あるいは症例報告の形式で 掲載させていただきます。平成20年9月30日までに、下記送付先にe-mailまたはCD郵送をお願いします。
E-mail:obgy6005@med.kobe-u.ac.jp
CD郵送先:〒675-0017神戸市中央区楠町7-5-1
神戸大学大学院医学研究科産科婦人科学教室内
兵庫県母性衛生学会事務局宛
プログラム
● 一般演題 (発表順)
第 1群(14:00 - 14:55)
座長:済生会兵庫県病院地域周産期母子医療センター看護師長 小河原みゆき先生
1.
初回授乳時の母親の思い
〜インタビューから母子愛着形成の様子を知る〜
○竹山亜未1)、岡永真由美2)
2.ストレスによる身体症状が現れた妊産婦との関わりを通して
〜夫婦関係の変化を促すケア〜
済生会兵庫県病院 地域母子保健医療センター
〇福岡 彩香、林 睦美、荒木 加奈子
3.若年初産婦が同世代の母親友達に求めていること
神戸市看護大学助産学専攻科1)、 前神戸市看護大学2)
○谷神千賀1)、岡永真由美2)
4.産後の体型復古に対する妊婦への意識調査
兵庫県立総合衛生学院 助産学科36回生1)、助産学科2)
○
上江里奈1)、内田みさと1)、田中実紗1)、為則あゆみ1)、中奥彩1)、
大西祐紀子2)
第2 群(15:00 - 15:55)
座長:神戸大学大学院保健学研究科看護学領域母性看護分野准教授 渡邊香織先生
5.父性意識の発達に影響を与える要因についての検討
〜4か月児健診対象となる児を持つ父親への意識調査より〜
兵庫県立総合衛生学院 助産学科36回生1)、元助産学科2)
○ 津村奈美1)、松尾恵理子1)、木下明香1)、千葉桃子1)、中山知子1)、
藤井美喜2)
6.分娩所要時間に影響を与える因子の分析
〜A診療所における1069例のデータから〜
兵庫県立総合衛生学院 助産学科36回生1)、助産学科2)
○ 赤松 薫1)、胡井幸恵1)、林美佐子1)、百田裕子1)、三木ゆう子1)、山下祐佳1)、
奥 陽子2)
7.兵庫県における助産師外来・院内助産所の社会的ニーズと今後の課題
神戸大学大学院保健学研究科 看護学領域 母性看護分野1)
国際保健学領域 国際保健協力活動分野2)
○岡田公江1)、西海ひとみ1)、奥村ゆかり1)、渡邉香織1)、松尾博哉2)
8.当院における性暴力被害実数調査
若宮病院1)、西神戸医療センター2)
○田口奈緒1)、川北かおり2)、紀伊顕二1)、大橋正伸1)、森川 肇1)、名方正夫1)
● 特別講演(16:00 - 17:00)
座長:兵庫県立こども病院 院長
丸尾 猛 先生
「兵庫県の周産期医療の変遷 −県民のお産はどこへ向かうのか−
」
講師 医療法人三友会 若宮病院 院長 大橋 正伸 先生
(前兵庫県立こども病院周産期医療センター長)
1.初回授乳時の母親の思い
〜インタビューから母子愛着形成の様子を知る〜
神戸市看護大学助産学専攻科1)、 前神戸市看護大学2)
○竹山亜未1)、 岡永真由美2)
〔目的〕初回授乳を行った母親がその時感じたことを明らかにする。〔方法〕出産後1年以内で初回授乳を行った母親2名を対象に@初めて母乳を与えたとき、その場の雰囲気や子どもの反応、から感じたことA母乳に対する思いや母乳の意味づけB初回授乳時の助産師の援助などについて半構成的面接を行った。〔結果〕母親は子どもに「おっぱい出る?」「おっぱい飲める?」「おいしい?」「頑張って吸えよー」などの声かけをしていた。母親の声かけに反応して子どもは頑張って「ちゅぱちゅぱ」と飲み、その様子を見て「上手に飲むね」などの声かけを繰り返しており母子相互作用が見られた。母親と子どもは相互作用を繰り返すことで愛着が形成され、関係性を強めていくことができるのである。〔結論〕安心して初回授乳を行うことができるよう環境を整え、母親や子どもを褒めたり、ねぎらいの言葉をかけることで母親の気持ちを支え、継続的に関わっていくことが大切である。
2.ストレスによる身体症状が現れた妊産婦との関わりを通して
〜夫婦関係の変化を促すケア〜
済生会兵庫県病院 地域母子保健医療センター
〇福岡 彩香、林 睦美、荒木 加奈子
[目的]夫婦間での相互理解が十分に行えていないことでストレスが増強し、めまいなどの身体症状が出現する事例に対し、夫婦関係の変化を促すケアを行い、エンパワメント(あるがままをまず受容し、内在する資源に働きかけること)を促進する関わりについて考察したので報告する。 [方法・成績]振り返り・問いかけによる問題の整理、感情・気持ちの理解・受け止めにより、エンパワメントを高めた。そのことにより、自分を大切にし、また相手を大切に思う気持ちが高まった。さらに、思いを伝え合うことが出来るように、「方法」や「場」を提供することで、相互理解が深まった。[結論]分娩期が夫婦の関係性の転換期となり、身体症状が見られなくなった。エンパワメントが高まったことで、互いの意見を尊重した夫婦関係が構築された。
3.若年初産婦が同世代の母親友達に求めていること
神戸市看護大学助産学専攻科1)、 前
○谷神千賀1)、 岡永真由美2)
[目的]若年初産婦が同世代の母親友達に求めていることを明らかにする。[方法]10代で妊娠・出産・育児を経験し研究協力の得られた20代前半、19歳の母親2名を研究協力者とした。信頼関係が築けた時点で他の世代の母親友達ではなく、同世代の母親友達に求めていること、同世代の母親友達に対する思いなどについて半構成的インタビューを行った。[結果]研究協力の得られた2名の母親は、妊娠中から同世代の母親友達が欲しいと思っていたが、交流の場がなく、周囲に身近な同世代の母親友達がいない辛さ、孤独を感じていた。同世代の母親友達には、子どもがいるという自分と同じ立場なので気を遣わず、子ども同士を遊ばせたり育児に関するアドバイスをもらいたいという思いがある。[結論]若年初産婦は周囲に同世代の母親友達がいないことで孤独を感じ、思いを共有・共感できる自分と同じ立場にある同世代の母親友達を求めていた。
4.産後の体型復古に対する妊婦への意識調査
兵庫県立総合衛生学院 助産学科36回生1)、 助産学科2)
○上江里奈1)、内田みさと1)、田中実紗1)、為則あゆみ1)、中奥彩1)、大西祐紀子2)
産後の体型復古のために数多くの下着が市販されている。また、妊婦と関わる中でも産後の体型復古に対する意識は高く利用者も少なくないと思われる。しかし産後下着は正しい位置への装着を行わなければ、骨盤底筋の回復を妨げ、骨盤内臓器の下垂などの弊害をもたらすことが報告されており、その点については注意を要する。そこで妊婦が体型復古に対しての意識を調査し、助産師が提供できるサービスについて考察したので報告する。1.98%の妊婦が産後の体型の変化が気になると答えており、産後の体型復古に対する意識は高い。2.下着の着用を考えている妊婦は下着に体型復古への効果を期待している。3.産後の体型復古を期待して選ぶ下着としては、7割以上の妊婦がウエストニッパーであった。
今回の調査から、助産師には妊娠期から体型復古対策について伝えていくことが求められていることが分かった。
5.父性意識の発達に影響を与える要因についての検討
〜4か月児健診対象となる児を持つ父親への意識調査より〜
兵庫県立総合衛生学院 助産学科36回生1)、 元助産学科2)
○津村奈美1)、松尾恵理子1)、木下明香1)、千葉桃子1)、中山知子1)、藤井美喜2)
本研究は、父性意識の発達に影響を与える要因を検討し、今後の父親へのケアの方向性への示唆を得ることを目的とした。方法は、花沢による「赤ちゃんのイメージ評定表(接近得点:子どもを肯定的に捉えている感情 回避得点:子どもを否定する感情 育児動機得点:子どもを育てたいという感情)」を用い、4か月児健診対象となる児を持つ男性466名に対し、質問紙調査を行った。有効回答数209名(回収率45%)であった。
その結果、1.立ち会い出産の有無、今回の子をもつ前に小さな子どもと接した経験の有無、子どもの頃に周囲の大人から世話をしてもらった経験の有無の項目では有意差は見られず、今回の調査においては父性意識の発達に大きく関与しなかった。 2.両親に対しての思いについての項目では、接近得点において肯定感情を持つ群は否定感情を持つ群に比して有意に高かった。このことから、両親への思いが父性や育児行動の発達に影響を与えると考えられる。 3.現在の思いについての項目では、「気持ちの負担感が増した」と選択した群は、回避得点は有意に高く、育児動機得点は有意に低かった。「やっていけるかどうか不安になった」と選択した群は、回避得点が有意に高かった。このことから、否定的な感情は、育児動機を低下させ父性意識の発達を妨げることが考えられた。
以上のことより、産後、父親の抱く育児不安を理解し、父親にも十分な育児支援を提供できるような体制を整えることが今後必要であると考えられた。
6.分娩所要時間に影響を与える因子の分析
〜A診療所における1069例のデータから〜
兵庫県立総合衛生学院 助産学科36回生1)、 助産学科2)
○赤松
薫1)、胡井幸恵1)、林美佐子1)、百田裕子1)、三木ゆう子1)、山下祐佳1)、奥 陽子2)
助産師は分娩進行度を的確に把握していなければならない。その一つとして分娩所要時間の予測があげられる。今回、分娩所要時間に影響を与えると考えられる因子と分娩所要時間との関連を調べることにした。
2005年〜2007年の間にA診療所にて経膣分娩された者1069件を対象に、分娩台帳およびカルテより収集可能な分娩所要時間に影響を与えると考えられる因子14項目を収集、分析した。
結果、次のことがわかった。@第1・2期の平均分娩所要時間は文献に示されているとおりであったが、第3期は初産経産ともに6分であった。A設定した因子14項目のうち、出産回数、非妊時BMI、分娩時BMI、立会い、出生時体重、分娩時週数、前期破水の7項目に分娩所要時間との関連が認められた。B総分娩所要時間は、初産と1回経産の差異は文献に示されている通りであったが、1・2・3回経産での差異は認められなかった。C初産婦では非妊時分娩時BMIが「ふつう」の群で分娩所要時間が短かった。D立会いがあったほうが分娩所要時間は初産婦で約2時間長かった。E前期破水があったほうが分娩所要時間は初産婦で約3時間短かった。
以上の結果を今後、分娩進行度の一指標として役立てていくとともに、分娩所要時間には様々な因子が影響しているため、複数施設でのデータ収集とより多くの因子を多重分析していくことが今後の課題である。
7.兵庫県における助産師外来・院内助産所の社会的ニーズと今後の課題
神戸大学大学院保健学研究科 看護学領域 母性看護分野1)、
国際保健学領域 国際保健協力活動分野2)
○岡田公江1)、 西海ひとみ1)、 奥村ゆかり1)、 渡邉香織1)、 松尾博哉2)
本研究は、兵庫県の産科医療の現状を踏まえ、助産師外来・院内助産院のニーズと今後の課題について検討することを目的とした。方法は、国民衛生の動向、
8.当院における性暴力被害実数調査
若宮病院1)、 西神戸医療センター2)
○田口奈緒1)、川北かおり2)、紀伊顕二1)、大橋正伸1)、森川 肇1)、名方正夫1)
当院は地域医療をになう病院として性暴力被害の対応にあたっているが、今回我々はその現状を把握するために調査を行ったので報告する。
2007年7月1日より4ヶ月間、強姦・強制わいせつ被害者の診察、同意のない性交による妊娠や性感染症の検査、緊急避妊ピルの処方などを含む受診者を診療録より抽出した。
調査期間に14人の女性が性暴力被害のために受診をしており、年齢は14−36歳にわたっていたが14歳が3人と15歳が1人と若年層にも被害がみられた。レイプ被害の診察としての受診は9人(64.2%)であり、警察官の同行は7人(50.0%)であった。性感染症の不安や妊娠の判定が受診の動機であっても、問診中にレイプの被害であったと判明した者は5人(35.7%)であった。時間外の受診は6人(42.9%)であった。半数以上(8人)がその後1度も来院なく、どのようにフォローアップしていくかは重要な課題である。
− 会場へのご案内 −
会場:兵庫県医師会館
〒651-8555 神戸市中央区磯上通6丁目1番11号(下記地図参照)
TEL:078-231-4114(代)
FAX:078-231-8111(代)
交通機関
○ JR三ノ宮駅、阪急・阪神・市営地下鉄三宮駅より徒歩約5分
